〒773-8502
徳島県小松島市小松島町字井利ノ口103番
電話番号:0885-32-2555(代)
FAX番号:0885-32-6350
駐車場利用は、原則24時間以内に限らせていただきます。入院患者さまご自身の駐車はご遠慮ください。やむを得ない事情により駐車される場合は、1日につき1,000円の駐車料金をいただきます。またご家族であっても、入退院時の送迎や手術日当日、当院からの要請でお越しいただいた場合を除き、有料となっています。ご協力をお願いします。
*1:外来棟2階「外来総合案内」「A・Bブロック受付」で駐車券をご提示ください
*2:病棟スタッフに駐車券をご提示ください
無人管理となっていますので、ご質問等ありましたら外来棟2階「外来総合案内」までお声かけください。
南小松島駅より徒歩約10分
JR四国
「日赤病院前」または「日赤病院玄関前」下車すぐ
とくしまバスNavi
フィリピン保健医療支援事業
1月20日に帰国後、病院での勤務が始まり毎日が慌ただしく過ぎていく中で冷や汗をかきながら、いかに自分が「フィリピンタイム」の「ゆっくり、ゆったり」という時間の流れに染まっていたのか痛感している毎日です。本当にあっという間の6カ月間でした。
派遣前は、フィリピンの保健医療事情についていろいろとイメージを膨らませていましたが、実際に生活をしてみて実感したのは「医療以前の問題が山積している」ということでした。
バランガイでの1泊2日という短時間の滞在からでも垣間見える、インフラの整備の遅れや道路事情の悪さ、経済的な問題…。生活をしていくだけでも困難なことだらけです。トイレがない、飲める水がない、車が使えない…。想像の「大変だろう」をはるかに上回る現実の「大変!」がそこにはありました。
日本とフィリピンの差は何なのでしょうか?GDP(国内総生産)でいえば、日本とフィリピンの差は約14倍になります。生まれてくる場所が違うだけで、日本で生まれた子どもはフィリピンで生まれた子どもの14倍豊かだということになります。
もちろん経済的に豊かなことだけで幸せの度合いをはかることはできませんが、日本で防ぐことのできる病気にかかる人が多く、それで命を失うこともあるという現実問題が事実としてあります。
健康向上のためには、医療だけではなく、それを取り囲む全てのことが改善されることが望ましいのですが、自分たちの活動でかかわれることには限りがあるとか、理想と現実のギャップをどう埋めていくのかなど、悩むこともありましたが、その度にキリノの人々の笑顔に救われました。
「膨大な出来ないことにとらわれるのではなく、今ある出来ることに目を向け、すべきことをやる。そうすることでゆっくりでも前進していく」健康を守るということは笑顔を守るということだと、キリノの人々から教わりました。
6カ月を通して本当にさまざまな経験をすることができました。皆様のご支援により無事活動を終え、徳島に戻ってくることができました。本当にありがとうございました。
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