駐車場利用は、原則24時間以内に限らせていただきます。入院患者さまご自身の駐車はご遠慮ください。やむを得ない事情により駐車される場合は、1日につき1,000円の駐車料金をいただきます。またご家族であっても、入退院時の送迎や手術日当日、当院からの要請でお越しいただいた場合を除き、有料となっています。ご協力をお願いします。
*1:外来棟2階「外来総合案内」「A・Bブロック受付」で駐車券をご提示ください
*2:病棟スタッフに駐車券をご提示ください
無人管理となっていますので、ご質問等ありましたら外来棟2階「外来総合案内」までお声かけください。
南小松島駅より徒歩約10分
JR四国
「日赤病院前」または「日赤病院玄関前」下車すぐ
とくしまバスNavi
乳房に症状(しこり、乳房のひきつれや変形、乳頭のびらん・ただれ、乳頭からの分泌物、脇のしこり等)がある方や乳がん検診で異常を指摘された方の診察、検査を行っています。
検査の結果、乳がんと診断された場合はエビデンスや診療ガイドラインに沿って手術、ホルモン剤や抗がん剤、分子標的薬等の薬物治療、放射線治療などを集学的に用い、患者さまに最適な治療を行っていきます。乳がんの診断から治療、再発治療、終末期治療と多岐にわたり関わることから、乳腺外科医、放射線診断医、放射線治療医、放射線技師、看護師、薬剤師、管理栄養士、公認心理師等の専門家から構成されるチーム医療を行っています。
問診、視触診 | 乳房やわきの下のリンパ節を観察し、変形やしこり、腫れなどの確認を行います。 |
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マンモグラフィ | 乳房のX線検査です。乳房を薄い板で圧迫し広げて撮影し、しこりや石灰化を確認します。当院では女性放射線技師が撮影します。 |
超音波検査 | しこりの性状を観察します。乳房内の数ミリの微細病変の診断も可能です。 |
細胞診 | しこりに細い注射針を刺して細胞を採取します。 |
針生検 | 局所麻酔下にしこりの組織の一部を採取します。乳がんであった場合、組織型やサブタイプの診断を行います。 |
乳腺MRI | 造影剤を使用します。病変の広がりや良悪性の鑑別診断に用います。 |
CT またはPET-CT | リンパ節や他の臓器に転移がないかどうかを調べます。 |
乳がんの大きさや進行度、サブタイプによって、手術の前後に行います。また、転移・再発の病変に対して実施することもあります。診察前に薬剤師外来で、薬剤の説明や副作用を評価し、服薬のチェックを行います。
ホルモン感受性乳がんに対して行います。術後5~10年間、毎日内服します。抗エストロゲン薬、アロマターゼ阻害剤を使用します。閉経前の方は、卵巣でのエストロゲン合成を抑えるLH-RHアゴニスト製剤を定期的にお腹の皮下脂肪の中に注射する場合があります。
HER2陽性の乳がんに対して、トラスツズマブ、ペルツズマブを抗がん剤と組み合わせて投与します。主な副作用として、心機能の低下や呼吸器障害があります。また初回投与時に、発熱や悪寒が起こることがあります。
転移再発のHER2陽性乳がんではトラスツズマブ エムタンシン、トラスツズマブ デルクステカン、ラパチニブも有効です。転移・再発乳がんには、ホルモン剤と併用して使用するCDK4/6阻害剤やエベロリムスもあります。乳がんの中には遺伝的な要因が関係している場合があり、そのなかでもBRCA1、BRCA2遺伝子に変異がある場合、乳がんや卵巣がんなどの発症が高いことがわかっています。BRCA遺伝子に変異がある場合は遺伝性乳がん卵巣がん症候群と診断され、手術できない場合や再発したがんである場合には、オラパリブを使うことがあります。
乳がんの病変の範囲から1~2cm離して部分的に切除します。切除した組織は、病理医が細かく観察し、がんの性質やきちんと取り切れているかをチェックします。部分切除後は残存乳房への放射線治療が必要となりますが、症例によっては徳島大学病院放射線治療科と連携してAPBI(加速乳房寡分割照射)を行うこともできます。
乳房全部を切除します。病状によっては、同時に乳房再建が可能です。自家組織を用いる方法と人工乳房による方法があり、希望される方は、手術前に形成外科医との相談が必要です。
わきのリンパ節転移が画像上ないと思われる場合は、センチネルリンパ節(がん細胞が一番最初にたどり着くリンパ節)を摘出し調べます。センチネルリンパ節に転移がある場合は腋窩リンパ節郭清を行いますが、微小な転移であった場合は腋窩リンパ節郭清を省略する場合があります。
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