駐車場利用は、原則24時間以内に限らせていただきます。入院患者さまご自身の駐車はご遠慮ください。やむを得ない事情により駐車される場合は、1日につき1,000円の駐車料金をいただきます。またご家族であっても、入退院時の送迎や手術日当日、当院からの要請でお越しいただいた場合を除き、有料となっています。ご協力をお願いします。
*1:外来棟2階「外来総合案内」「A・Bブロック受付」で駐車券をご提示ください
*2:病棟スタッフに駐車券をご提示ください
無人管理となっていますので、ご質問等ありましたら外来棟2階「外来総合案内」までお声かけください。
南小松島駅より徒歩約10分
JR四国
「日赤病院前」または「日赤病院玄関前」下車すぐ
とくしまバスNavi
からだにやさしい治療センター
徳島赤十字病院
第二外科部長 湯浅 康弘(水曜日外来)
鼠径(そけい)ヘルニアは、鼠径部(太ももの付け根から恥骨のあたり)の腹壁の筋膜が弱くなることによって、本来ならお腹の中にあるはずの腸の一部が、鼠径部の筋膜の間から皮膚の下へ出てくる病気です。治療法は、手術以外にありません。
古くから鼠径部を切開し、組織を縫合したり、メッシュを用いた修復術を行っていました(鼠径部切開法)が、当院では2012年より、鼠径ヘルニアに対して患者さんへのからだの負担が少ないといわれているTAPP法(おなかの中から鼠径ヘルニアを治す手術)を導入しました。2016年からはTEP法(腹膜外経路でスペースを作成し鼠径ヘルニアを治す手術)を、2024年からは鼠径ヘルニアでもロボット支援手術を導入しています。Da Vinciを用いた手術は3Dでの良好な視野・自由に動く多関節機能・手ぶれ防止などから、多くの手術が保険診療となっていますが、鼠径ヘルニアでは保険診療ではなく自費(自由)診療となります。
胃癌も大腸癌もロボット支援手術が保険収載される以前は自費診療でなされていました。現在はその有用性からもはや“当たり前“の手術となっていますが、それは”良い手術”であることの裏付けといえます。当院では鼠径部切開法、TAPP法、TEP法に加えロボット支援手術を加えることで患者様に質の高い医療を提供させて頂こうと考えています。ほぼすべての術式を高いクオリティで提供できる施設は全国でも数少なく、近い将来は“当たり前“となる可能性も秘めている鼠径ヘルニアに対するロボット支援手術も治療の選択肢としてご検討ください。
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