ローカル5Gを活用した救急搬送時の遠隔データ連携の実証実験を行いました

総務省「令和4年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」事業として採択された「高精細映像伝送による院内ICU等の遠隔モニタリング及び救急医療連携の高度化に関する実証」の一つとして、1月25日に救急搬送時の遠隔データ連携の実証実験を行いました。これは、救急車内や救急救命士が頭に装着したカメラからの映像、患者の心電図の情報等を、5G回線を通じて搬送先である当院に伝送するというものです。病院到着前から医師が4K映像を見ながら患者の容態確認や処置の指示を行えるため、受入体制準備や搬送時の引き継ぎが容易になることが期待されます。今回の実証実験では改善点も見られたものの、映像や音声は鮮明で、救急救命士とのコミュニケーションを円滑に行うことができました。近日中に、2次救急病院と3次救急病院間での患者情報連携についても検証が行われる予定です。